一部の人の利益が多数の不利益になる場合

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会社員やっていますと、一部の人の利益のために、多数の人が犠牲になっているってケースよく見かけます。例えば、「コスト削減のために、これから、文房具は個人で買ってください」なんて言われたりして。

 

言いたい理屈はわかりますよ。「会社業績を好転させるために、コスト削減が必要で、コスト削減できたら、それが皆さんの利益になるのです」って。

でもさー。そうならないですよね。だいたいにおいて。どうなるかっていうと、コスト削減の担当部門のマネージャーが、コスト削減できた暁には昇進となって、其の他大勢の人は自分で文房具買わなきゃいけなくなって、全体のモチベーションが下がり、会社への信頼も薄れ、業績は相変わらずの右肩下がりという具合です。

 

この時、良い思いをするのは担当したマネージャーと、それをどこかに報告できる立場にいるごく少数の人ぐらいで、他の人は、不利益だけ被ります。このパターン、政治でもよくみますよね。初見ではなんとなく正しそうなんだけど、よくよく考えたら、みんなが不利益被るみたいな。例えば、オリンピック招致だとか。

 

まぁ、オリンピック程度なら、いろんなことに気がついた人が、ごちゃごちゃ言っていたとしても、始まっちゃうとみんな熱狂して、都合よくすっかり忘れるのでしょうから、いんでしょうけど。法案だとかだと、インパクトでかいっすからね。

 

このパターンよく見るのですよね。多分、みんな気がついていると思うんですけどね。

なので、このパターンを一言で表すような言葉、だれか発明してくれないかなぁ、と切に願っています。言葉が発明されると、一気に様相が変わるってこと多いですからね。パワハラとか、モラハラとか、それまでぼやーっと、「なんかダメっぽいな」と思っていたような事が、パワハラとか、モラハラとかの言葉が発明されてラベル付けされたら、一気に流通して、過剰なくらいみんな敏感になりましたよね。

 

そんな言葉出てこないかなぁ。っとぼーっと考えております。