「テキスト文化」に貢献しているサイト5つ

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」

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ゴタクは後で垂れ流すとして、まずは「テキスト文化」に貢献していると私が思っているサイトを5つ紹介させてください。

 

(1)はてなブログ

hatenablog.com

まずは、言わずと知れた はてなブログ。みんな大好き はてなブログ。世界に誇れる日本屈指のブログサイト、はてなブログ。みんな、はてなブログを使って世界に愛と平和をもたらそう。

えぇ。そうですよ。ゴマを盛大にすりましたが何か?これで「amazonギフト券くれないかなぁ」と思っていますが、どうかしましたか?

 

そんなヨコシマな心をタテジマにしたとしても、生活系、書評系、ビジネス系などと幅広く網羅されているのがいいですよね。技術系も充実していますし。赤帽エンジニアブログはホントお世話になっています。これからもヨロシク哀愁。

 

(2)note

note.com

こちらも超有名なnote。はてなが、どちらかと言えば技術よりだとすると、こちらはクリエーター系。古賀史健さん、ワタナベアニさん、岸田奈美さんなどなど、自分が好きなクリエーターの方々が使っているプラットフォームなので、それだけでいいですよね。

こういったクリエーターの人って、つい最近まで、年上の人がやっているイメージだったのだけど、気がついたら、みんな年下(アニさんは、かろうじて年上)。ちょいちょいショックを受けてます。

 

(3)考える人

kangaeruhito.jp以前は、紙媒体だった「考える人」がWebマガジンとなったのが、このサイト。なんだかんだで「作家と言われる人の文章は読ませるよな」と再認識させられるラインナップが揃っています。

運営は、夏といえばの新潮社。私も、高校生の時に夏の課題図書で、新潮文庫の「李陵・山月記」を読んだはずですけど、自慢じゃないが全く内容を覚えていません。その頃の夏の記憶といえば、夏期講習で一緒になった女子校の美女を好きになってしまい、速攻告白したら、秒でふられて、「んじゃ、他の子を紹介してくれる?」って言ったら、ゴミでも見るような軽蔑した眼差しを喰らった事くらいしか覚えていません。しかし、今考えても、その女の子は心が狭いやつだったよな。まぁ、ろくな人間になっていないでしょう。

 

(4)ほぼ日

www.1101.com説明不要の糸井重里氏が主宰するサイト。

「今日のダーリン」はサイト開設以来、毎日更新されているとのこと。あのレベルのエッセイを毎日出すってホントすごい。私が言うまでもないですが、糸井重里氏、只者じゃありません。

 そういえば、糸井さんがTwitterで、軽く政治絡みのことをつぶやいたら、大挙して一言もの申したい輩がリプライしプチ炎上したことがありましたね。何に対しても一言物申したい人って一定数いるとは思っていましたが、あれだけいるとは思っていませんでした。いやね。よく分かってないのかも知れませんが、糸井さんは、100年後でも広告やコピーを変えた人として名が残っていくレベルの人なんですがわかっていますかね。レジェンドなんてポップな言い方好きじゃないんですが、その飛び抜けた才能の人に対して、何も成していない多数の人間が無知と徒手で匿名として一言物申す その勇気。日本の未来における希望と展望を見ましたね。(もちろん、嫌味ですよ)

 

(5)Little White Lies

lwlies.com最後は海外サイト。イギリスで出版している雑誌のWeb版らしいのですが、映画の評論が主になっています。

Little White Liesを直訳すると「小さな白い嘘」。意訳すると「たわいのない嘘/罪のない嘘/優しい嘘」くらいの意味になるそうなのですが、このタイトルだけでやられちゃいますよね。

記事をすらすら読めるほどの英語力が私にはありませんのでGoogle翻訳に放り込んで見たりしているのが、そのレベルでも、イギリスっぽいアイロニカルな表現とかがあったりして、日本語視点だけで見ている目を変えるには良い読み物が揃っていると思います。

 

 

TwitterSNSが「テキスト文化」なのかどうかというのは議論があるかと思いますが、ブログなどのある程度の長文を「テキスト文化」と呼ぶのだと私は思っています。

Clubhouseのようにすかしっ屁くらいの速さでプレゼンスを失ったものものあるにしろ、ここのところ、YouTubeInstagramTwitterなどに「テキスト文化」は押され気味で、縮小傾向である様に感じます。

その主な原因は、スマホの普及に関係しているのだと思います。iPhoneをはじめとしたスマホは長文を読むには適しておらず、Twitterくらいの文字数が適しています。ある程度の文字数を読むとなると、iPadくらいの画面サイズが必要なのですが、iPadの普及がそれほどでもなく、PCで見るにしても立ち上げやアプリの使用感でアクセス性が悪いのが障壁となっているのでしょう。

一方、リアルな紙の本は手にとればすぐに読めるということで、意外と手に取りやすく(アクセス性が高い)読み始めるまでのストレスがないことに人々が気がつき始めている様です。そして、なんだかんだで長時間の読書には紙の本が向いていることが再認識され、リアル本への回帰の傾向もある様です。

「テキスト文化」は、今後発展させるというよりも、やるべきは「守っていく」という姿勢だと思っています。そのためには、手に取ったらすぐに読める、ある程度の画面サイズ感のあるデバイスの普及が欠かせないことになるでしょう。

それとね。よくやりがちな、文字をタッチしたら画像が出るとか、文字検索ができるとか、マルチメディア化とか変な付加価値ありますが、そんなの誰も望んでいないですから。まぁ、作りたくなる気持ちはわからなくないですけど、作って新しいことをやった気になっているのは、製作側だけですからねぇ。必要なのは、良質なコンテンツとアクセス性の高いデバイスです。誰も聞いていないでしょうけど。

 

ご意見などありましたら、コメント欄かk2h02018@gmail.comまでいただけると嬉しいです。